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セルロイド眼鏡 『歩』“AYUMI”

掛けやすさへの飽くなきこだわりから生まれた 『歩』“AYUMI”の話

セルロイド眼鏡『歩』“AYUMI” この白いラインが生まれた訳

今週もセルロイド眼鏡『歩』“AYUMI”のページを訪れていただき誠にありがとうございます。
このページでは、セルロイド眼鏡『歩』“AYUMI”の最新情報やお伝えしたいことを載せて毎週月曜日に更新しております。

先週は、北日本を中心に天気が大荒れでした、福井でも少しだけ雪が積もりました。
相変わらずインフルエンザも流行しているようです。
寒い季節は、あまり無理をせずに体を休めたほうがよいですね。

セルロイド眼鏡『歩』“AYUMI”のモデルのいくつかには、「ホワイトライン」と呼ばれる仕様があります。
文字通り、セルロイド眼鏡『歩』“AYUMI”に、白い線が入れられているものです。
今日は、このホワイトラインがどのように出来上がったのかをお話させていただきます。

DSC02023.jpg

それは、AYUMI 036 という新しいモデルを検討していた時でした。
このAYUMI 036は、それまでのセルロイド眼鏡『歩』“AYUMI”よりも更に複雑な工程を必要とするものでした。
そんな時、何かの話がきっかけで「真っ白いセルロイドがある。」という話を聞いたのです。
実は、この真っ白いセルロイドはギターのピック用などの眼鏡以外の為に作っていたものでした。
実物のセルロイドを見ると、厚みはわずか1.5㎜程です。
「薄すぎて、これを眼鏡にすることは無理。」とほぼ全員が思いました。

DSC02119.jpg

そんな時、当社の若手の職人がふと言いました。
「挟み込んだらどうでしょうか?」
確かに厚みのあるセルロイドとセルロイドの間に挟み込むことは、可能か不可能かで言えば可能でした。
ですがそのためには、とてもとても手間のかかる難しい加工をいくつも行う必要がありました。
AYUMI 036の複雑な工程と更にこの挟み込みの難易度を考えると、皆が消極的にならざるを得ませんでした。

ですが、当社の社長は言いました。
「一億円の機械が無ければ出来上がらないということなら、しなくてもいい。
けれど、手間を掛ければ出来上がるということなら、それは私達がするべきことだ。」

DSC02040.jpg

こうして出来上がったのが、このAYUMI 036 ホワイトライン仕様です。
何度目かの製作である今でも、やはり複雑で難易度が高いことには変わりはありませんが、お蔭様でたくさんのお客様にご支持をいただいていることを思うと頑張りがいがあります。

―『歩』“AYUMI”という眼鏡は―
「心地良い眼鏡を、長く使い続けたい。」
使う人の、この気持ちに応えられる眼鏡を作りたい。
そんな想いから、2000年に『歩』は誕生しました。
だからこそ、私達は『歩』を作る工程においては
「必要な手間は決して惜しまない。」と決めています。
それが『歩』“AYUMI”という眼鏡です。

セルロイド眼鏡『歩』“AYUMI”をお試しいただける眼鏡店様はこちらです。

セルロイド眼鏡『歩』“AYUMI”お取扱店様一覧

ご不明な点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にこちらまでご連絡ください。

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また、来週もどうぞこのページをお訪ねくださいませ。
お待ち申し上げております。



-- セルロイド眼鏡『歩』“AYUMI”はすべて、福井県鯖江市の自社工場にて職人たちが製造しております --








テーマ:みんなに知って貰いたい事 - ジャンル:日記

  1. 2019/01/28(月) 10:00:00|
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セルロイド眼鏡 『歩』“AYUMI”

Author:セルロイド眼鏡 『歩』“AYUMI”
『歩』“AYUMI”は、眼鏡メーカーである、マコト眼鏡のオリジナルブランド。
福井県に眼鏡を持ち込んだ始祖、増永五左エ門の血を受け継ぎ、誠実な姿勢で眼鏡をつくり続けています。

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